WordPressでオリジナルテーマを作るときの考え方とはまりどころ

12月1日から25日までWordPressについてのブログをつないでいくWordPress Advent Calendar 2011、もあっという間に16日め。
はやい!はやすぎる!

@MakeGoodTimeさんの 「WordPress をはじめるときに知っていると役立つこと」からバトンを引き継いだ、@Webourgeon_comです。

実はAdvent Calendarが大好きなので「楽しそう!」ってつい勢いで申し込んでしまったのですが、みなさんの素晴らしいブログを読んで、何を書いたらいいのかとても迷っています。

私も最近本当に助けられてばかりのWordPressのコミニュティの素敵さも@rie05さんや@shinichiNが書いてくださってるし、技術的なものはあまり気のきいたこと書けません。

この前のWordBench東京の交流会のLTでお話させていただいた「お客様にWordPressにしてっていわれたけど、どうやって仕組みを考えたらいいかわからない、とかここ突っ込んで確認しとかないとはまるよ、みたいな話」のスライドが「アレだけじゃ何のことかわからないよ〜っ」という状態のまま置いてあることを思い出しました。(ごめんなさい…)

というわけで、折角の機会なのでスライドの内容を題材にWordPressをCMSとして使いながらオリジナルテーマを作る時の考え方について書こうと思います。

お題


このようなホームページを作ります。

WordPressには色々な機能があるので、何を使ったらこれが実現出来るのか、ということをまず考えていきます。

基本の機能を使う

出来れば簡単に作れた方が嬉しいので、まずはTwentyTenやTwentyElevenなどのデフォルトのテーマにある機能などで、対応できる部分を考えました。

オリジナルで作るときも、ちゃんとデフォルトのテーマにお手本があるので真似することもできるし、子テーマを使えばその部分はそのまま使うことが出来ますね。

デフォルトのテーマは一冊のWordPress勉強本みたいな物じゃないかと思います。カスタマイズしたり分解したり、眺めて楽しんだり(?)たっぷり使っちゃいましょう。

私もこれからTwentyElevenとしっかりお付き合いしてみたいなーと思っています。(成果は後ほど!)

メニュー

メニューに関してはカスタムメニューが本当におすすめです。投稿や、固定ページや、カスタム投稿タイプの記事だけでなく、カテゴリーやオリジナルのリンクまで自由自在に並べることが出来ます。

また、複数作れるので、グローバルナビゲーション、フッターやサイドのナビゲーションなど、使い分けることが出来ます。

カスタムヘッダー

カスタムヘッダーで管理画面からサイトのイメージ画像を簡単に入れ替えることができます。
それぞれのページで画像を変えたかったらアイキャッチを使う、という手もありますね。

これはWordPress3.3でTwentyElevenを使ったときのカスタムヘッダーの設定画面です。

ウィジェットの活用

サイドバーにバナーなどを置きたい時にもウィジェットはとても便利です。ウィジェットもたくさん作れるので、フッターに入れたり、トップページなどで目立たせたいコンテンツを入れておく、なんていう使い方も出来ます。

カスタムメニュー、カスタムヘッダー、ウィジェットを上手に利用すると自分だけでなく他の方でも更新しやすいものが作れますね。

ブログ

WordPressといったらやっぱりブログです!!

「投稿」をブログのみで使うようにしておくと、ブログだけデザインを変える、というようなことも楽々出来るのでおすすめです。

プラグイン

WordPressとプラグインは切り離して考えられないほどプラグインが充実しています。しかもほとんどのものが無料だったりします。これは本当にすごくてありがたい事だと思っています。

たくさんの労力と使った時間に感謝しながら使いたいです。

はまりどころ

次は色々な方法が考えられるけど、始めにきちんと設計しておかないと後で困りそうな部分について考えます。

こういったはまりどころは、今でも本当にたくさんあって、毎回反省しながら次こそは、と思うのですが、また予想できなかった問題が起きたりします。

でもそんな情報を共有して、誰かの参考になったら嬉しいし、または、こんな方法があるよ〜なんてアドバイスしていただけたら嬉しいな、なんてちょっと虫のいいことを考えてます♪

はまりどころ1.「新着情報」

新着情報とひとくちでいってもいろいろなパターンがあります。

  • 独自の文章で新着を載せたいですか
  • ブログの新着を読み込みますか
  • 特定のコンテンツの新着を読み込みますか

その都度、お知らせを書いていきたいようなときには 「カスタム投稿タイプ」を使うと便利です。「お知らせ」という「カスタム投稿タイプ」を作ってトップページに読み込みます。

ブログを併設している場合は、ブログのみを「投稿」で作っておくと新着表示が楽になります。

特定のコンテンツの新着をお知らせしたい時、それが固定ページか「カスタム投稿タイプ」なのか、またはブログの特定カテゴリーなのか、など様々なパターンが考えられます。新着に読み込むと分かっているものを逆に始めから「カスタム投稿タイプ」で作っておくというのもいいかもしれません。

「コンテンツの一部読み込み」

ちょっと分かりにくいですが、例えば「スタッフ紹介」のようなページがあって、そこからスタッフの名前や写真、ちょっとした紹介などをトップページにも載せたいときなどありますね?
こういうのは出来ればもとのページから読み込むだけにしたいものです。

これは一例ですが、カスタム投稿タイプ「staff」を作り、そこに人数分ページをつくっていき、固定ページ「スタッフ紹介」に読み込みます。

こうしておくと内容に変動があった時でも、「長いページから該当する人を探して削除しようとしたら他の人まで。。。!!!」のような悲しい事故も防げますね。

トップページに一部読み込みたいときは、写真にアイキャッチを使うとか、名前をカスタムフィールドに入れるとか、文章は抜粋の機能を使うとか、工夫が必要です。

また、この方法を使うと固定ページに一覧表示したときにひとり分ずつ記事IDを付けることもできるので、トップページからその部分にリンクさせたい時などにも、ちょっとごにょごにょすると自動でできるという、ナイスなおまけが付いてきます。

「更新されていくページ」

更新されていくページはカスタム投稿タイプで作ると便利です。

今回の例では施工事例(実績紹介)のような物として考えています。

もしこのページがこんな固定レイアウトだとしたら。。ぜひカスタムフィールドを使いましょう。それぞれを項目として登録しておき、そこに内容を入れるだけ。テーマの方でレイアウトをきちんとしておけば、複雑なレイアウトも楽につくっていくことが出来ます。

カスタムフィールドを使うには便利なプラグインもありますので活用したいものです。

そしてカスタム投稿タイプで作ったものにカスタムタクソノミーで分類をしておくと、なんと、カスタムメニュー項目としても扱うことが出来ます。カスタムタクソノミーがメニューに簡単に出せるのはとっても便利だと思います。

カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミー、カスタムフィールドについては7日目の@naokomcさんが
「WORDPRESS のカスタムフィールド・投稿タイプ・タクソノミーを使い分けよう!」で丁寧に解説してくださってるのでまだの方はぜひ読んでみてください。

工夫と考え方と組み合わせ

テーマを作るときも、基本は工夫と考え方と組み合わせだと思います。

自分がやりたい事、伝えたい事は何なのか、またはお客様やサイトに訪れてくれる方が求めていることは何なのか、まずはっきりさせる。

そうすれば、WordPressは様々な情報があふれていますし、困っていれば手を差し伸べてくれるフォーラムや勉強会、コミニュティなどもあるので、きっと作りたいものが作れるようになると思います。

誰かに何かを伝えるものを作り上げる手段の一つとして、私はWordPressが好きなんだなぁ、と思っています。

次 お願いします!

なんだかまとまりがなくなってしまいました。読み返してみると少しずつ前の方と書いてることが重なってしまったようなそうでもないような。。

WordPress Advent Calendar 2011、明日は@anticyborg さんです。楽しみにしています!!

WordPressでオリジナルテーマを作るときの考え方とはまりどころ」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: [WordPress Advent Calender 17日目] WordPressでスマートフォン対応をする際に何をどうすれば良いかを素人なりに考えたよ : STACKSTOCK

  2. ピンバック: WordPress Advent Calendar 2011 まとめ | わーどぷれすっ!

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