Microsoft Azure のApp Service プランの概念がちょっとわかりにくかったので

Microsoft Azure には App Service プラン という概念があって、最初ちょっとわかりにくかったりしたのでメモ的に。

Web AppsにはFree、Basic、Standard、などのいくつかの価格帯があります。

新しいWeb Appsを作る際には App Serviceプランを選びます。
同じ価格帯の2個目のWeb Appsを作ろうと思うと、最初に作ったWeb Appsと同じApp Serviceプランでいいんじゃないかな?って思っちゃったりしますよね。(私ははじめ何となくそう思っちゃっていました)

ところが、一つのサブスクリプション内で、同じリージョンに同じApp Sevice プランで作った複数のWeb Appsは、一つのインスタンスで動作するようになっています。
それぞれのWeb Appsは独立しているものの、OSなどは共有している。そう、共有サーバーみたいなイメージですね。

なので、うっかり一つのApp ServiceプランにたくさんのWeb Appsを紐づけてしまうと、例えばどこかのWeb AppsでPHPの実行に遅延が発生した、なんていうときに、ほかのWeb Appsにも影響が・・ということが起きたりする可能性があるわけです。

またオートスケールもApp Serviceプランごとに設定されるので、注意が必要です。

App Serviceプランを複数作って、それぞれ紐づけるようにすれば、インスタンスも別のものになります。

App Serviceプラン=価格帯ではない。
っていうことですね。

もっと詳しく知りたいときは → Azure App Service プランの詳細な概要

App Serviceプランと混同してしまいそうになるものに、リソースグループ、というのがあります。
これについてはまた今度。

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