今日はブログにとってとても重要な部分である、記事のタイトル部分について調べてみます。
記事タイトルは「記事ごとにCSSをわりあてる」で見た記事ごとの囲みのすぐ下に「entry-title」というクラス名で書き出されます。この「entry-title」というクラス名はトップページやその他のページに行っても不変ですが、変化する部分があります。
トップページの記事タイトルのマークアップ
まずトップページを見てみます。
h2 class="entry-title"
「h2」でマークアップされています。どんどん下の記事を見ていっても常に「h2」です。
ではトップページのh1は?
そうなるとh1がどこなのか気になりますね
h1 id="site-title"
サイトのタイトルが「h1」になっています。
シングルページの記事の見出しとサイトタイトルのマークアップ
シングル(個別記事)のページでは記事の見出しが「h1」に変わり、「site-title」は
div id="site-title"
で囲まれるだけになります。
その他のページ
その他、カテゴリーアーカイブ、タグ別アーカイブ、日付アーカイブなどの一覧ページでは、「entry-title」は「h2」でマークアップされています。シングルページと同様にサイトタイトルはdivで囲まれるのみになっています。
では、その他のページのh1は?
カテゴリーアーカイブ、タグ別アーカイブ、日付アーカイブなどの一覧ページでは、新たに「page-title」というクラス名が加わって、「カテゴリーアーカイブ」、「タグ別アーカイブ」、「日付アーカイブ」などというページのタイトルを「h1」でマークアップしています。
固定ページのタイトル
固定ページでは、
h1 class="entry-title"
というようにシングルページのタイトルと同じようになっています。
見出しのマークアップが変化する理由
なぜ、このように見出しが「h1」になったり「h2」になったりするのでしょうか。
トップページでは、「サイトのタイトルが最重要」、と考え「h1」にマークアップし、記事の見出しは「どの記事も同じ重要性」を持つということで、統一して「h2」にしていると考えられます。
ところが個別記事では「最も大事なものをその記事のタイトル」と考え、マークアップを「h1」に変えているのではないでしょうか。
これはサイトの構成としてもよいことですし、SEOの面からもよいことと思います。Twenty Tenがこのようなマークアップになった事はとてもありがたい事ですね。
記事タイトルのデザイン
これをもとに、bodyや記事の囲みのdivにつけられたクラス名と組み合わせれば、記事タイトルのデザインもいろいろと変える事が出来ますね。トップページは記事が並んでいるので、entry-titleはおとなしめに、個別ページでは「ばーーんと目立たせて」、なんてことも簡単にできる訳です。
カテゴリーごとに記事タイトルのデザインを変える
.home .category-1 .entry-title {
border-left: 10px solid #ff6600;
}
これは、トップページの、category-1の記事タイトルにのみ、左に太いオレンジのボーダーを表示させるというCSSです。応用すれば、記事タイトルにカテゴリーごとに違うアイコンをつける、などという事もできますね。