WordPressのアップグレード(アップデート)のしかた

数日前にWordPress 3.0.2がリリースされました。日本語版も出て、始めの頃不具合もあったようですが、今は落ち着いているっぽいですね。
この機会にWordPressのアップグレード(アップデート)のしかたについてちょっと触れておこうかと思います。

アップグレード(アップデート)のしかたといっても、最近では「ボタン一つで完了」という感じなのですが、やはり何か起きたときのためにバックアップは取っておいた方がよいと思います。

アップグレード(アップデート)の手順1 ファイルのバックアップを取る

WordPressのデータは、2カ所に分かれて保存されています。記事本体はデーターベースにテーマや写真などのファイルはサイトの方に保存されています。
まず、色々なファイルからバックアップしていきましょう。

必ずバックアップを取りたいものは、自分でカスタマイズしたテーマ、アップした写真などでしょう。プラグインや、そのまま使用しているテーマなどであれば、ダウンロードし直す事もできますが、オリジナルのデータはそうもいかないですよね。

テーマファイルは、wp-content/themesに、写真などのアップロードしたファイルはwp-content/uploadsにあります。
wp-config.phpも大事な初期設定ファイルですから、バックアップしておきたいものです。
その他、プラグインなどを入れて自動でつくられているファイル(sitemap.xmlなどですね)もバックアップしておくとよいかもしれません。(たいていはプラグインが自動で作り直してくれるはずです)

もう、「どれがどれだかわからないよーーーっ」、「面倒だよーー」ていう場合には、サイトを丸ごとバックアップしてしまいましょう。
もちろん、分かっている方でも、元の状態に戻せるように、WoraPres本体をバックアップしておく事は大切な事だと思います。特に、大きなバージョンアップのときにはよりしっかりとバックアップを取っておくと安心です。

アップグレード(アップデート)の手順2 データベースのバックアップを取る

今まで書きためた大切な記事が保存されているのがデータベースです。

データベースのバックアップで一番簡単な方法は管理画面から行う方法で、管理画面>ツール>エクスポートで、エクスポートファイルをダウンロード、という所をクリックすると、XMLというファイル形式でバックアップがダウンロードできます。

ただしこの方法はあまり確実では無いようで、一番確実な方法はphpMyAdminからバックアップを取る方法だと思います。私は場合に応じて2つの方法を併用しています。

その他にも、データベースのバックアップをしてくれるプラグインもありますので、そういうものを利用してもいいですね。

アップグレード(アップデート)の手順3 自動でアップグレード(アップデート)する

新しいバージョンが出ると、管理画面上の方や、管理画面のメニュー、ダッシュボードの下の方に「更新」という項目があって、そこに数字が表示されるなどのお知らせが出ます。それをクリックするとアップグレード(アップデート)画面にいきます。

「WordPress の新しいバージョンがあります。
WordPress 3.0.2–ja に自動更新するか、手動でパッケージをダウンロードしてインストールできます。」

とある下に「自動で更新」というボタンがあるのでそれをクリックします。日本語版と英語版がありますので、間違えないようにしましょう。

クリックすると、何やら次々とメッセージが出て、色々やってくれている感じになり、最後に「WordPress の更新を完了しました。」というメッセージが出れば完了です。

最後に正常に動いているか、プラグインなどで不具合が出ていないか、などサイトを確認しておきます。

そんなにいそがなくても大丈夫

WordPressのアップグレード(アップデート)のお知らせが出ると、つい「すぐにやらなくちゃ!」、という気分になるものです。もちろんセキュリティなどの面からも最新版にしておく事はとても大事な事ですが、始めのうちは、思いもかけなかった不具合が出る事もあります。また、プラグインが対応しきれずに、大きな不具合を起こしてしまうこともあります。

テスト環境を持っている人は、そこでテストしたり、無い場合でも、まずワンテンポおいて、情報を集めてからップグレード(アップデート)しても遅くないと思います。

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