もう随分前になるのですが9月に「WordPressサイト構築から学ぶAWSハンズオン」というAWSのハンズオンを受けてきました。AWSというのはなんじゃらほい、というとAmazon Web Servicesの略でAmazonが提供しているクラウドのサービスです。
サーバーやデータベースだけじゃなくて、DNSも管理できるし、データ置いとくこともできるし、とにかくできることががいっぱい。
サーバーは負荷に応じて、簡単に設定も変えられちゃうらしい。
- 興味はあるけどサーバーのことなど難しくてよくわからないな〜
- でも何かと話題だし、一回はどんなものかみてみたいよね。
- 黒い画面とか出てきたらどうするのさ?(ドキドキ
なんて考えながらも勇気を出して行って来ました。
結論は….「思った以上に簡単!」
だったんですよ、おねぇさん。
コントロールパネルは英語なので、一人で始めたら、そ〜〜っと閉じちゃったかもしれませんが、
教えていただきながら設定をポチポチしていくとインスタンスと呼ばれるサーバーが立ち上がり、
更にAWSでWordPressを高速に動かすためにチューニングされまくっているという「網元」を使うとあれよあれよという間にAWSでWordPressが動きはじめます!
これは感動でした!
AWSで網元を使ってWordPressを動かす、ということについては
- WordPress界の重鎮おでさんのブログ、「AWS + 網元で、超高速 WordPress を手に入れよう、そうしよう」
- WordPressフォーラムのたよれるおかんのブログ、「AWS EC2 + 網元でWordPressサイトを構築」
- イケメンブロガーYATさんのブログ「高速にWordPressを動作させる網元を使うべくAWSにブログを移転しました。その手順を備忘録として残します。」
などに詳しく書かれているので、ここでは書きません。
めんどくさいから…じゃなくてほんとにどれも丁寧に書かれてるので、本当に参考になると思いますし、もうほとんど付け足すことないんじゃないかと思うからです。
そして、手順多く見えますが、丁寧に書かれているからで実際には本当に早いです。
何回かやって慣れてきたらサクサク作れちゃうんじゃないかな〜
でもこれで終わっちゃったらさすがに記事を書く意味がないので、WordPress を入れたところからこのブログを移転させるまでにハマったことをちょとだけ書いておこうと思います。
WordPressを入れるだけなら黒い画面いらないけど、お引越しにはあったほうがいいかな?
ブログをお引越しをするには2つのものを移動させないといけません。
WordPress 本体 /wp-content 以下にある、プラグイン、テーマ、アップロードした画像と、設定や書いた文章などが入ったデータベースです。
WordPress本体からのデータは、旧サーバからダウンロードしてまたアップロードすればOKですね。
私はCODAを使っているので、ダウンロードした秘密鍵を設定して接続すると
こんなふうにFinderで操作するみたいに接続することができるので、地道にアップロードしていくという方法も使えます。
ただ、データベースを直接移したかったので、これに関しては黒い画面で頑張ることにしました。
データベースを移すのが思った以上に面倒だった!
私がこのブログを置いていたエックスサーバーというところでは「昨日まで」SSHが使えませんでした。データベースにアクセスするには基本的に phpMyadmin を使うのですけど、普段はそれでも特に問題はありません。ところが、エックスサーバーから phpMyadmin で書きだしたデータベースを AWS 側で読みこませようとすると、なぜかエラーに!
うーん。。困ったぞ、と悩みましたが仕方なく php で MYSQL を dump 、それを
mysql -u MySQLユーザー名 -p -hlocalhost --default-character-set=utf8 データベース名前 < AWSに置いた書きだしたデータベースのファイルのパス
で無事読み込めました。(読み込みに関しては「AWS + 網元で、超高速 WordPress を手に入れよう、そうしよう」を参考にさせていただきました)
こんなに苦労したのに、なんと、今日のおでさんブログ記事、たった1分!AWS + 網元で phpMyadmin を使えるようにする方法で AWS で phpMyadmin を使う方法が書かれていたので、これを知っていたらこんな苦労はいらなかったかもしれません…もしくはエックスサーバーがもう少し早くSSHに対応してくれていたら…
気を取りなおして…
結論!ほとんどの場合で黒い画面の出番はないかも!
とはいえ、ブログの移動だったらWordPressのインポート・エクスポート機能でも十分なので、「網元」を使えばAWSでWordPressを動かすために黒い画面はいらないので、VPSや専用サーバを使うよりずっと簡単かもしれない、と思いました。
私みたいに黒い画面苦手な人でもきっと頑張れると思います。
SSHでログインすると、「Amimoto」って出てきてテンション上がりました!
【追記】いえ、ほんとすみません。。忘れてたってわけじゃないですけど、このかっこいい黒い画面を作った…じゃなくて「網元」開発された岡本さんのブログ、WordPress 専用高速 AMI “網元” はじめました。いえ、ホント、ありがとうございます。はやいです。
「網元」が出た時の記事ですね。おーーーって思ったの覚えています。はやいだけではなくて、このお陰でWordPressを使うAWSを簡単に導入できるようになったというのがありがたいです。
ちょっと難しいけど、慣れてきたら、ディスク容量の増やし方とか、バーチャルホストの設定の仕方とか(私もこれはやりました)マルチサイトインストールのやり方とか書いてあるのでぜひ参考にしてみてください!【追記ここまで】
料金体系は難しいけど、とりあえず無料
料金体系が難しいのもAWSを試すハードルが上がっている要因の一つかも。私も悩んだし、周りでもみんな悩んでいました。
人によって高い、安いの感覚も違うし、「はっきり言ってAWSが必要な程の物を運営してるのか?」という根本的な問題もあるけど、とりあえず無料で試せます。もし高かったらまたお引越ししてもいいわけで。
なので試さない理由はないかな?という気がします。
お近くでハンズオンなどがあったらぜひ出かけて行って試してみてはいかがでしょう?
DNSの管理にDozensを使いたい
AWSを使ってみたいからブログをお引越ししたわけですが、もう一つやってみたかったことがありました。今年の4月に行われた「WordBench 埼玉 勉強会」で DNS についてお話を聞いた時から気になっていた Dozensを使ってみたい、ということでした。
AWS にも DNS サービスに Amazon Route 53 というのががあって、これもかなり良いということで色々な方にお話を聞いたりして、とても迷ったのですが、画面のとっつきやすさは Dozens ということでまず Dozens から試して見ることに決定。
Dozens は12レコードまでは無料でTTLは変更出来ないものの、ドメイン一つを試すなら十分。
また、google AppsでドメインのメールをGmail で使いたかったので、そのための設定もボタン一つでできるというのも魅力的でした。
これをやるとあっという間に12レコードいっぱいになっちゃうので、後のことはまた後で考えようと思います。
知らないよりは知っていたほうがいい、やらないよりはやって見たほうがいい、ということで挑戦したけど、思ったよりは簡単で、時間のあるときにちょこちょこいじりながら
色々勉強していこうと思いました。
とっても世界が広がる感じがしたので、千葉でもAWSのハンズオン出来たらいいな〜
やりたいですか?
ではでは また