最近使い始めたPhpStomですが、7になってVagrantが使えるようになったとか、SSHやターミナルが使えるようになったとか、内蔵サーバがphpサポートしたとか、色々良くなったみたいなので、早速PhpStomからのVagrantを試してみました。
Vagrantって?
Vagrantは、簡単に仮想環境を構築できて、更にそれを使いまわせたりする、最近注目されているツールです。
いままで、MAMPやXAMPPなど使ってローカル環境を作ることが多かったと思いますが、より本番のさサーバー近い環境が作れます。
簡単に作ったり壊したりできるので、実験や勉強にもよいですね。
また、同じ環境が簡単に再現できるので、複数で開発するときなんかにも便利です。
という訳で、PhpStomとVagrantがどんな感じかやってみたので、レポートしておきますねん。
こんにちは、PhpStom7
最近PhpStom6を買ったばかりなので、無償アップグレード期間ということで早速インストール。
Ver.6の時より起動がはやい気がしました
早速新しいツールを確認!
メニューのToolsというところを見てみましょう。
おお!Vagrantとか Open Terminalとか Start SSH session….とか色々増えてるっっ!
こちらがPhpStom6
Vagrant メニューを見てみる
Vagrant メニューを見てみましょう。
Vagrantのコマンドが並んでますね。Vagrantを始めるまでは、init以外選択できないみたいです。
Vagrant init
「Init in Project Root」を選んでみましょう。「vagrant init」コマンドといっしょですね。
私はすでにVagrantを導入していたので、addしてあるboxがこんな風に表示されましたが、
まだboxを取得していないときには、設定画面のVagrantから取得したいboxのアドレスを追加するようです。
boxを選ぶとだだだーっと一連の作業がはじまります。せっかくなので、付属のターミナルで眺めてみます。
こんな感じ。ターミナルはきれいですねぇ〜
終わると、Vagrant メニューが選択できるようになってます。
WordPressをインストール
ただし、ここまではwebサーバーも機能しないので、結局SSHで接続して、サーバーを立ち上げたり、最新のphpやMySqlをインストールしたりしないといけません。
このへんの作業はドットインストールのVagrant入門やローカル開発環境の構築とか見るとわかりやすいかもです。
Apacheたちあげたとこ
サーバーを立ち上げて、開発環境には、Vagrantfileを編集して、IPアドレスを設定して、PC側からはhostsを編集、「http://dev.dev」みたいにアクセスできるように。
Macならhosterとか使ってもいいし、ターミナルから
$ sudo vi /etc/hosts
で直接編集もできます。
PhpMyAdminは面倒なのでインストールしませんでした。
このへんは付属のターミナルでできるので、わざわざ立ち上げなくていいからよいですね。
WordPressもターミナルからさくっと取得しちゃいましょう。
$wget http://ja.wordpress.org/wordpress-3.7-ja.tar.gz
wp-configの編集はSSHからでもいいし、 インストールするURLからブラウザで設定してもいいですね。
そんなわけで見慣れたWordPressのインストール画面にご対面。
こんにちは、WordPress3.7。
だけど面倒じゃん
はい。サポートされたとはいえ、サーバーの設定は自分でやらなきゃいけません。
結局黒い画面いっぱいさわらないとですね。
一回作っちゃえば、自分でboxを作っておくこともできますけど、やっぱり面倒ですよね。
なのでお手軽にVagrantでWordPress試したいひとは、
varying-vagrant-vagrants(Ubuntu と nginx)や
vagrant-chef-centos-wordpress(CentOS 6.4とApache 2.2.x)
のようにWordPressをたちあげるとこまでがセットになっているものがあるので使って見ると便利だと思います。
vagrant-chef-centos-wordpressについてはWordPressのプラグインやテーマ、ウェブサイトの開発に超便利なVagrantつくりました。に詳しい記事があります。私も試させてもらいましたが、とても簡単にできました。こちらは、まだまだ進化中みたいなので、楽しみです。
おまけ PhpStormからサーバーに接続
Vagrantはあんまり関係ないけど、PhpStormからサーバーに接続できるので、
Tools > Deployment >Configrationから
サーバの設定をしておいて、Browse Remote Hostを選択すると
こんな感じで、左にローカル、右にサーバー、下にターミナル
という感じで良い感じで使えます。ドラッグアンドドロップで、アップもできます。(Vagrantはローカルなのでこんな風にしなくてもよいと思うけど)
Tools > Deployment >
でAutomatic Uploadにチェックをしておくと保存したら即座にアップロードしてくれるので、サーバーで直に編集してるみたいな感じで楽です。
差分があるときにはちゃんと教えてくれる機能もついてます。
便利なVagrantですが、やっぱり黒い画面とは離れられないので、敷居が高いなーと思ってる人も多いかも。
でも、簡単に作ったり壊したりできる仮想環境ですから、黒い画面でもなんでも、思いっきり練習できるので、ぜひぜひ試して見てくださいね。
わたしも色々練習しよう。
そして、PhpStormからのVagrantは、やはりそれだけでは完結しないので、がっつり環境構築をしたいのでない限り、ある程度完成したものを使って、補助的に使うのがよさそうかな、と思いました。
実際は全部ターミナルからやったほうが速いですしね。
中途半端かな?と思いつつ、PhpStormがVagrantをサポートした、ということは、やはり注目の技術なんだろうし、html、CSS、JS、PHPに特化したPhpStormはそのための環境がどんどん充実してくのかなー、と思いました。
でもCodaもやっぱり好きよ♪